当初はアルバイトとして、駐車場受付のお仕事をしていました。人と関わりのある仕事を望んで入社したのですが、入社後に企業規模の大きさを知り、とても驚いたことを覚えています。その後、警備業務や現金管理業務などの業務を経験しましたが、2009年から始めた清掃業務は、大きな転機となりました。当時の私は道具の使い方もお粗末そのもの。教えてくださった先輩方は、ご苦労なさったと思います。

清掃業務をはじめて、印象に残っている出来事はありますか？

大ベテランのスタッフから一言が大きな支えとなりました。

清掃業務を始めた当初、人生においても清掃業務においても大先輩の準社員の方々に囲まれ、とても緊張していました。とにかく仕事を覚えようとがむしゃらに頑張っていたある日、大ベテランの準社員の方がこう声をかけてくれました。「社員のあなたがここまで頑張っているんだから、私も頑張らなくちゃね」って。あの時は本当に嬉しかったですし、その言葉は大きな支えになりました。

5年間の現場清掃業務の中で班長、サブリーダー等を経験した後、今は本社にて研修講師として仕事をしています。清掃業務の基礎や道具の使用方法等について、入社したばかりの研修生たちに指導するのです。清掃業務を始めたばかりの頃、右も左も分からずに苦しんだ経験が、今、活きていると感じます。「できないツラさや不安」をよく理解できるからこそ、どう伝えれば良いか推し量ることができるんです。

仕事のやりがいについて教えてください。

研修生の成長が最大のやりがい。現場での活躍ぶりを耳にすると嬉しいです。

研修生がどんどん成長し、出来なかったことが出来るようになっていく姿を見られることが、この仕事の最大のやりがいだと思います。また彼らが現場に出て活躍している姿を見たり、活躍ぶりを耳にしたりする時も、本当にこの仕事をやっていてよかったと思える瞬間です。

「人」に尽きます。これまで様々な現場に行きましたが、どこに行っても良い方ばかり。不思議に思うほどです。どれだけ仕事が辛くても、「この人たちと離れたくないから、辞めるわけにはいかない」と思い、乗り越えてきたように思います。オーバーワークになりそうな時に、支え合える仲間がいる。改善点や提案に、常に耳を傾けてくれる上司がいる・・・ここは本当に恵まれた場所だと思います。