ビルを守り、ビルにいる方々へ
安全で快適な環境を提供する。
この仕事に意義と誇りを感じています。
電気工学科出身、2013年入社。
研修後、大型オフィスビルに配属され、設備管理業務に従事。最近では工事会社やテナントとの折衝、後輩の指導などにも広く携わっている。
施設は、建てるよりも維持管理にコストがかかる。
オフィスビルや商業施設は、建築に多額のイニシャルコストがかかると、誰でもすぐに分かる。でも実は、長期にわたって大勢の人が利用するので、維持管理にかかるランニングコストのほうが、長い目で見ると多額にのぼると会社説明会で聞いて、目からウロコでした。
三井不動産ファシリティーズは、維持管理に特化した専門企業だから、将来にわたって安定した市場が見込める」というのです。皆さんも『なるほど!』と思うでしょう。しかも三井不動産グループだから成長性も高いと分かって、私は当社を選んだのです。
さらに、絶対に社会に必要なビジネスだし、大学で学んだ電気工学の専攻を活かせる。例えば「東京ミッドタウンの/三井アウトレットパークの/ららぽーとの、仕事をしているんだ」と自慢できる…理工系の論理思考で考えていくと、どちらかといえば裏方の仕事なので華はないけれど、安定と成長の一石二鳥で実りは多いと、納得がいきました。
見えないところで、たくさんの方を守る仕事です。
私は今、大型複合施設の防災センターで、空調機器と熱源機器の管理を主に担当しています。60kVの高圧電力を変圧して供給する受電設備や変圧器、配電盤など電力系統にも関わりますし、飲食店様の電子レンジやエアコンが動かないといった問題に対応することもあります。さらに警報設備から照明まで、電気が関係しない設備・機器はないといっても過言ではないので、電気工学の知識が大いに役立っています。特に空調では、テナント企業様から「冷気が出過ぎているようで、風が直接、社員の肌に当たって寒いんだ。何とかならない?」とのご要望があり、吹き出し口の中にある羽根の角度を調整したところ、「とても快適になった。ありがとう」と満足していただきました。そんなちょっとした技から、ボイラーやターボ冷凍機など大型熱源機器の点検まで、電気に機械や通信などの知識・技術を付加しながら視野を広げていけるので、毎日が充実しています。
まさに私たちは、縁の下の力持ちのような存在。深い専門知識を持って人々を支えていきたい方に向いている仕事です。
朝礼
朝礼後には、必ず火災や停電などを想定した訓練を行います。
毎日の積み重ねが重要です。
ミーティング
当直者からの報告のあと、今日の業務を確認。
工事会社や点検会社の作業予定も把握する必要があります。
後輩と設備点検
後輩と一緒に点検開始。
注意して見なければいけない点などを、後輩に指導しながら各設備を点検します。
設備の不具合対応
設備の小さな異常を発見し、不具合が出る前に速やかに対応します。
いつでもビルを気持ちよく利用してもらうためには大切なことです。
昼休み
昼休みは休憩室で後輩とコミュニケーションとったりしながら、ゆっくり過ごします。
工事会社と打ち合わせ・現場確認
工事会社と今度リニューアルを予定している設備の工程・見積書を確認後、現場で最終チェック。
省エネ設備の点検
各種省エネ設備の点検を行います。
最新の設備もしっかりとした運用がなければ省エネになりません。
設備機器の運転状況の確認
設備機器が想定通りに動いているか定期的に点検します。
不具合の発見や、省エネに貢献します。
報告書の作成
点検や不具合対応の報告書を作成します。
しっかりと記録し、お客様に報告することが安全・安心につながります。
帰宅
先輩からの指示で資料を修正し、本日は終了です。
帰りの電車で資格取得に向けて勉強です。